炎のように、あたたかく灯る木工の原点
沖縄本島・糸満市喜屋武に工房を構える「WOOD STOVE FURNITURE」は、2023年4月に誕生しました。代表の上原健司氏は、インテリア専門学校を卒業後、豊見城・米須での木工活動を経て、現在の地に自身の工房兼ショップを構えます。
ブランド名の「WOOD STOVE」には、“焚き火のように心がほぐれる家具を”という想いが込められています。地元・沖縄の自然と人の暮らしに寄り添いながら、ひとつひとつの木に命を吹き込むように家具づくりを続けています。
暮らしに寄り添う、世界でひとつの家具づくり
オーダーメイド家具や木工雑貨の製作を中心に展開。
ダイニングテーブルや棚、スツールなど、暮らしの空間に自然と溶け込むアイテムを一つずつ手作業で制作しています。
「欲しい家具が見つからない」「自分の生活に合った形がほしい」──そんな声に耳を傾け、デザインから仕上げまで丁寧に対応。
工房にはショップスペースも併設され、木の香りと温もりに包まれた空間で作品を実際に手に取ることができます。
木と暮らす、という贅沢
魅力は、木の個性をそのまま活かしたデザインにあります。
ひとつとして同じ木目はなく、節や色合いの違いが“世界に一つだけの家具”を生み出します。
代表・上原氏は、素材が持つ自然な温かみを大切にし、無理のない造形を心がけています。
南の島・沖縄という風土で生まれる家具は、どこか穏やかで、日々の暮らしにやさしく寄り添う存在です。
空間に置くだけで、部屋の空気が少し柔らかくなる——そんな家具づくりがここにはあります。
手の温度が伝わる、丁寧なものづくり
こだわりは、「素材」と「手仕事」。
木の質感を損なわないよう、削り・磨き・仕上げのすべてを一貫して自らの手で行います。
オーダー家具は、用途やサイズ、空間の雰囲気を丁寧にヒアリングし、設計から制作まで寄り添う形で進行。
木材の表情を最大限に引き出し、長く使うほど味わいが増す家具を届けています。
使い手の暮らしに溶け込み、時間とともに愛着が深まる——そんな「育つ家具」を目指しています。
小さな工房から、心を満たす家具を
開業以降、沖縄県内外から多数のオーダーを受け、ダイニングや店舗什器、木製雑貨など幅広い製品を手掛けています。
SNSを通じて制作過程や納品事例を発信し、木の魅力や手仕事の温もりを伝える活動も積極的に展開。
工房併設のショップでは展示販売やイベントも開催し、地域の人々と直接つながる場として機能しています。
小さな焚き火のように、やさしく、静かに、暮らしをあたためるブランドです。
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