TARIL

木とともに、静かな森のなかから

三重県いなべ市北勢町東村に工房を構えるオーダー家具工房です。
代表の佐野哲平氏は1983年生まれ、2015年に岐阜・高山の職業訓練校で木工を学び、その後注文家具制作工房で修行を重ね、2020年にTARILを開業しました。
自然豊かなロケーションにあり、ひとつひとつの家具に「素材と向き合う時間」「暮らしの声」を反映させていく歩みが始まりました。

素材を選び、暮らしに合った家具を設計から

主に無垢材を使用したオーダー家具および日用品を製作しています。
公式サイトには「お客様の心地良い暮らしのお役に立てるよう、主に無垢材を使用して家具や日用品等の生活道具を制作しています。
木の魅力を引き出せるよう素材と向き合い、経年変化を楽しみながら生涯をともに過ごすことの出来るような家具作りを目指しています。」と記されています。
家具のスタイル・サイズ・材種・仕上げなどをヒアリングし、設計・製作・納品まで一貫して対応。
生活動線や住まいの環境を丁寧に考慮することで、世界に一つだけの家具を提供しています。

無垢材と静けさの中で育まれる家具づくり

大きな特徴は、
①無垢材使用にこだわる。
②工房を森に近い地域に構えて“素材の声”をじっくり聴くスタンス。
③経年変化を前提とした仕立てを行うこと。
公式サイトでは「木の魅力を引き出せるよう素材と向き合い、経年変化を楽しみながら生涯をともに過ごすことの出来るような家具作りを目指しています。」と表現されています。
また、納品実例として一枚板のナイトテーブル、框組扉のキャビネットなど、素材・構造・仕上げにこだわった作品が紹介されています。

木の個性を生かし、暮らしとともに育つ家具

こだわりは、「無垢材の個性を尊重」「構造と使い勝手を両立」「長く使える仕立て」という三つの視点に集約されます。
具体的には、節・木目・色味の違いもデザインとして捉え、仕口・接合・脚部など構造的な強さも丁寧に設計。
「まず、その木を使う意味を考える」という代表佐野氏の言葉が、素材と向き合う姿勢を象徴しています。
使い込むほどに味わいが深まる家具を通じて、住まい手と“時間を共有する”存在を目指しています。

三重・いなべから、暮らしに馴染む家具を届ける

テーブル・椅子・キャビネット・日用品など多様なオーダー家具・道具の実例が掲載されています。
例えば「一枚の桜材から木取りしたナイトテーブル」「幅指定・扉仕様指定のホワイトオーク框扉キャビネット」などがあり、素材・形・用途をオーダーで叶えてきた実績があります。
また、地元の「木の椅子展」などにも参加し、素材・地域・職人をつなぐ活動も行っています。

参照：TARIL